ソ連時代のヘリコプター [乗り物]
ヘリコプターと言えば米国シコルスキー社が有名ですが、ルーツは旧帝政ロシアにあります。その流れをひくソ連はヘリコプターの先進国でした。カモフ設計局の設計によるヘリコプターは2つの回転翼が反対方向に回ります(同軸反転式)。そのお陰でてテールローターが不要になりコンパクトな機体のヘリコプターを作ることができます。
これはKa-26。 手前にある赤い目玉が付いている円筒形のものがエンジンです。機体の向こう側にも同じようにもう一つエンジンがあります。なんと星形レシプロエンジンです。いくらなんでもレシプロエンジンは非力で整備性も悪くまともな性能を発揮できなかったようです。
こちらはKa-25対潜哨戒ヘリコプターです。こちらはターボシャフトエンジンになっています。
この同軸反転ローターは設計も製造もとても難しく、ついに今まで追随するものは現れませんでした。その理由が技術的にあまりに高度だったためか、理想的ではあっても実用化することが難しい非現実的な技術だったのかは私には評価できません。
Ka-26はよいとしても、Ka-25の塗装はなんか刷毛のあとがわかりそうな感じ。。。
高技術すぎて実用にならない、というところもソ連ぽくてよいですね。
by misakk (2009-08-16 00:47)
公園の管理人のオジサン(おそらく退役軍人)が暇にあかせてペンキを塗ったのかもしれませんね。排気管にもペンキがはみ出ていますが、エンジンを運転すれば排気管のペンキは焼け焦げると思われます。
by ドニヴニーク (2009-08-17 21:47)