モスクワの日本 (Япония в Москве ) [名所]
モスクワの中心部、イタルータス通信(旧タス通信)の近くに東洋美術館があり、日本の展示室が2室あります。
この象牙の鷲の像はロマノフ王朝最後のニコライ二世の即位にあたり、日本政府から贈られたものです。大津事件のお詫びの意味もあるそうです。
立派としか言いようがありません。象牙の比重は2程度だそうですので目視で100Kg程度ありそうです。元はクレムリンの武器庫に展示の後退蔵されていたそうです。在モスクワ日本大使館、広報文化部のご尽力によりここに展示されました。 日本にもし戻ってくれば国宝間違いなしです。 間近に見るとため息がでます。 財力と権力と巧みの技が重なるとこういう奇跡が起こるのかと思いました。
これは隣の間にあるお茶室です。炉の切り方、炉に風炉が入っていること、床の間の場所、道具の置き方・・・・ 全てが全くの出鱈目でです。Все плохо
何とかしてください>http://www.chanoyu.ru/
茶室はすごいね。
思わず笑ってしまった。
H氏が直してあげたらどう?
by えび丸 (2009-04-25 10:16)
とりあえず置いてあるんですね(笑)。掛け軸の文字が「でたらめ」と読めてしまいました^^;。
by ひとひらのゆり (2009-04-25 11:28)
あはは。
新たな茶の世界が拓けそうですね。
by シャーミン (2009-04-25 13:52)
いつも楽しく拝読しております。7年ほどモスクワで暮らしたので懐かしかったり、変化に驚いたり・・・。
この牙彫りの鷲像は武器庫にあると聞き滞在中何度もさがしましたがわからずじまいでした。数年前ようやく発見されたと日本のテレビ番組で紹介されました。ここに展示されたのですね、安心しました。作者は浅草の「金田兼次郎」という方で明治期の内国勧業博覧会で数々の受賞をしておられます。武器庫の展示ではkenjiroではなくkinjiroとなっていたはずですが、今はどうでしょう?
国内に残っている作品は展示され続けたため黄色くなってしまいましたが、これは退蔵のおかげで美しさを保っていますね。
ロシアにもマンモスの彫り物細工がありますよね。モスクワ近郊に職人さんの多く住む村があります。ベルニサーシュに代理人で売りに来るおじさんがいて長年おつきあいしました。オーダーすれば何でも作ってくれます。職人さんもランクが色々で腕のいい方は明治の作家さんなみですよ。
by コーシュカ (2009-04-25 15:04)
こんにちは
ガラスケースの中の作者名は K.Kanedaと表示されていました。パンフレット(有料!)には、作者としてKaneda Kenjiro と正しく書かれていました。 2006年からこちらに展示されているそうです。色々と企画展があると人出が足りないのか、一番奥の日本の展示室が閉鎖されている事が多く、3回か4回通ってやっと見ることが出来ました。鳥肌が立つ位感動しました。
鷲の像に感動して次の部屋に入ると、このお茶室があるので思いっきり脱力感に見舞われます。
by ドニヴニーク (2009-04-25 18:57)
次回はぜひこの鷲見に行きたいです。
お茶室。。。。悲しいですね。というか、本当に異国の文化を理解するのは難しい、と思います。
それとも、日本文化が難しいのでしょうか?
生活の中で身に付く要素が大きいと、わざわざ「学ぶ」というのは難しいことなのでしょうね。
by ruby (2009-04-25 20:14)
この茶室はすごい!
まあでも、単なるトマトスープを「ボルシチ」として売っている日本人のことを考えると、一方的に批判するわけには・・・。
「大津事件のお詫び」ですが、これでロシアは日本を許してくれたのでしょうか??
by misakk (2009-04-25 23:48)
こんにちは
国宝級の鷲の像よりも、お茶室に皆様の興味が集中したようです。私の紹介の仕方が悪かったかと反省しております。
by ドニヴニーク (2009-04-27 02:04)